アッファシナンテ

花恋「そうだ、春川。
土曜日の洋服を選んでくれないかしら?」

春川「私よりもお嬢様の方が
素敵な洋服をお選びに
なると思いますが...」

花恋「何言ってるの?
私に男性の気持ちは分からないのよ!
あなたの方が分かるでしょ?
クローゼットは好きに開けてくれて
いいから、何着か選んでおいて頂戴。」

春川「かしこまりました。
ディナーの用意が出来ております。
ダイニングへお越し下さい。」

花恋「ええ。」

楽しみがあると全ての事が
楽しく思える。
お仕事も変わらない日常も
崎本さんに会う日が近付くにつれて
キラキラと輝いて見える。
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