アッファシナンテ

遼「そしたら、俺。
多分この店辞めるよ?」

オーナー「それは困る。
だけど、もしもお前が本気なら
俺は送り出すよ。」

遼「何だよ、それ。」

オーナー「お前が誰かのために
自分の人生を投げ捨てるのなら
応援する。...お前はどこでだって
生きていける。ここにいなくても。」

遼「たった1年。同じ店で
働けない人間がどこで生きて
いけるんだよ。...まだ時間あるよな?
俺、もう少し寝るから。
皆が来たら、起こして。」

好きになる訳にはいかない。
俺は、恋なんてしてる場合じゃない。
< 189 / 540 >

この作品をシェア

pagetop