アッファシナンテ

春川「警察を呼んで困るのは
そちらの方ではないですか?」

男「はあ?」

春川「許可なら取ってありますよ。」

突然、現れた春川は
その男の人に1枚の紙切れを
突き出した。

春川「ここでお引き取り頂ければ
警察沙汰には致しません。
どうぞ、お帰り下さい。」

男の人は舌打ちをすると
走り去って行く。

どうして春川が知っているのだろう。
内緒にしてたはずなのに。

花恋「春川。...どうして?」

春川「お嬢様。道路の使用許可は
午後8時までです。
時間は必ずお守り下さい。
私は車でお待ちしております。」

花恋「待って!春川!」

春川「沢山売れるといいですね。」

いつも通り微笑んだ春川は
私の前からいなくなった。
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