アッファシナンテ

花恋「どうして困っているの?」

遼「可愛すぎる。」

花恋「え?」

遼「嬉しいって思ってくれたんだって
安心した。...で、そうやって
素直にお礼を言う花恋が可愛すぎる。
だから、困る。...何て返せばいいのか
俺には分からない。」

花恋「...あなたの方こそ可愛いわよ。」

遼「馬鹿にすんなよ。」

花恋「してないわ。
ありのまま、思った事を
話してくれる崎本さんは可愛いわ。」

遼「...ふ。...よかった。」

すごく幸せだった。
好きな人が可愛くて仕方がない時
目の前の人が愛おしすぎる時
すべき事は分からない。
皆がどうしているのかは知らない。
でも、私は運転する崎本さんを
横からぎゅっと抱きしめた。
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