アッファシナンテ

花恋「いえ、お金はいりません。
あなたを脅すつもりもありませんわ。」

遼「じゃあ何?
俺と付き合いたいとか?」

花恋「いえ、違います。」

遼「だったら目的は何な訳?」

花恋「お金を払えばあなたは
あの人達から殴られずに済むのよね?」

遼「まあ、そうだけど...」

花恋「だから持ってきたのよ。」

遼「は?」

花恋「どんな事情があったって
やっぱりあなたが殴られるのは
おかしいと思うのよ。
お金があればあなたは殴られない。
だからお金を持ってきた。
私の用はそれだけよ。」

遼「ちょっと待って!本当は‥」

私はその人の言葉も聞かずに
春川の待つ場所へと戻った。
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