アッファシナンテ

春川に電話をかけようと
携帯を手に持ち
エレベーターを降りると
階段の下には春川がいた。

花恋「春川、どうして?」

春川「会社にお迎えにあがった時には
もう既にお嬢様はいらっしゃらなかったので
ここにいるのではないかと
お待ちしておりました。」

花恋「そう。」

春川は本当に凄い。
私のやる事は全て
お見通しみたいだ。

春川「崎本さんには
お会いになれましたか?」

花恋「1週間ほどお休みだそうよ。」

春川「そうですか。」

車に乗り込み屋敷へ戻る
車内の中で春川は言った。
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