諦めるには値しない

~真山side~


昴と話して分かった事がある。
多分、昴は動かない。
昴が俺の忠告聞いた事は
今まで1度もなかったから。

でも、見過ごせなかった。

本町ビルへ向かうと
ビルの中から河東が出てくる。

河東「大丈夫だよ、珀斗。
俺らは絶対に捕まんねぇから。
全部、獄龍会が処理してくれる。
何も気にせずお前は
女の子を連れていけばいいんだよ。」

あの日見た河東は風神高校の
制服を着ていたけど
やっぱり今日はスーツだった。
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