諦めるには値しない

~昴side~


珀斗が出て行った教室は
しんと静まり返っていた。
豆もやしが珀斗を追いかけ
真山が俺の元へとやってくる。

俺は珀斗が置いていった
札をぐしゃぐしゃに握り潰した。

真山「いいのか?放っておいて。」

昴「知るかよ。あんな奴。
自分で何とかするだろ。」

真山「そう簡単には
いかないんじゃないか?」

昴「どうゆう意味だよ?」

真山「森ノ西中の河東って奴いただろ?」

昴「河東って珀斗のダチか?」
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