諦めるには値しない

~昴side~


学校へ向かっていると
また庄司は俺らに頭を下げた。

庄司「昴にぃ!珀斗さん!
本当にありがとうございました!」

昴「しつけぇ野郎だな。
何回頭下げりゃ気が済むんだよ。」

庄司「感謝が伝わるのなら何度でも!」

昴「てめぇの後頭部なんか
見ても何の感謝も伝わらねぇよ。
俺らに感謝してんだったらな
てめぇはプレーでその礼を返せ。」

庄司「プレー?」

珀斗「真山が言ってたよ。
お前にはまだまだ伸び代がある。
お前にはもっと教えなきゃ
ならないと事があるんだってさ。」

庄司「真山さん...。」
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