諦めるには値しない

不動「いいっすよ、別に。
先輩たちがやめてくれるんなら。」

真山「バスケ部に入るそうだな。」

不動「まあ、藤野先輩たちは
何も悪くないんで。」

真山「そうか。頑張れよ。」

不動「そんな事をわざわざ
言いに来たんすか?」

真山「お前も一度、道を
踏み外した事があるんだろう?」

不動「何すか、突然。」

真山「俺は一度だけじゃない
二度も三度も道を踏み外した。
平凡に生きてる奴らは
自分が道を踏み外した時
自分を正しい道へと導いてくれる人が
真の友達だなんてよく言うけど
俺は違うと思う。」
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