諦めるには値しない

~昴side~


腹が立って仕方がなかった。

夢だのなんだのでけぇ事を
言ったくせにすぐに諦めようとする
こいつの根性が気に入らなかった。

陶太「頼むから勝手な事しないでくれよ。
僕たちはあのままでよかったのに。
松葉先生が顧問になってくれて
ようやく活動できる所まで来たのに
芹沢くんのせいで全部水の泡だよ。」

昴「代々木体育館でプレーする事が
てめぇの夢じゃねぇのかよ?
シュート練習もロクに出来ない環境で
本気で全国までいけると思ってんのか?
お前は甘えんだよ。」
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