諦めるには値しない

河東「てめぇは月島中の
番長じゃねぇのかよ?
なのに何でこんな奴らを守るんだよ!」

昴「あいつらは俺を信じてくれたんだ。
バカで喧嘩しか脳のねぇ俺を
変わらず、ずっと信じてくれた。
いつまでも守られてた俺が
あいつらを見捨てる訳にはいかねぇだろ!
大事な奴らなんだよ!!
俺にとってかけがえのない仲間なんだよ!」

陶太は手に持っていた一枚の封筒を
破ると一歩前へ足を進めた。

陶太「どうして分からないんですか?
必死に大切なものを守ってる
この2人の気持ちがどうして
あなたには分からないんですか?」

河東「はぁ?何だよ、てめぇ。」

昴「陶太、俺たちはよ
元々そうゆう人間なんだよ。
あの頃と何も変わらねぇ。
これは俺たちが勝手にやった事だ。
てめぇには一切関係ねぇ。」

真山「叶えられるよ、お前なら。
どうしようもない俺たちを
ここまで信じ続けてくれたお前なら
絶対に夢は叶うから!だから、行け!」

真山が声を荒らげても陶太は
そこを動こうとはしなかった。
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