諦めるには値しない

陶太「期間限定の部員なんて
認める訳にはいきません。
認めたら芹沢くんがどうするのか
目に見えてます。
真面目に練習に出ないような人と
一緒にやったってこっちの
モチベーションも下がります。
だから、認める訳にはいきません。」

昴「いいんじゃね?それで。
俺は別に練習に参加する気なんてねぇし
名前だけ置いといてくれればそれでいい。
てめぇらにはもう2度と関わらねぇ。
その代わり、てめぇらも
もう2度と俺らには関わるな。
北山、それでいいか?」

北山先生は芹沢くんを少し睨んだ。

北山「お前は本当にそれでいいんだな?
私に偉そうな事を言ったくせに
お前はもう向き合わないんだな?」

昴「あいつらもそう言ってるんだ。
別にいいだろ。部活なんてくだらねぇよ。」

北山「戦う前から逃げる腰抜けになった。
それが今のお前の姿だと思っていいんだな?」

昴「どうとでも思えよ。
てめぇはせいぜいこいつらの
おもりでもしてろよ。」

芹沢くんが出て行くと
北山先生はため息をついた。
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