夏恋(ナツコイ)!

「……おまえのことが気になって、一睡もできなくて……それで、わかったんだよ……」

唇を離して言う。

「…な、何によ……」

「……その…好き……っていうことに…だよ」

「…あたしも……気づいた…」

わずかに赤らむ顔を見上げて、

「……浩平の話ばっかりしてるって、そう言われて……その、好き…なのかな……って」

自分も赤くなって告げた。

「……もう一回、キスしてもいいか?」

「……バカ、何聞いてるのよ」

うつむいた顔にキスが落ちる。



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