【受賞作☆】このひろいセカイで、きみとであえたキセキ
腰を支えてもらいながら歩いて、チラと見上げたら、シャープなあごのラインと前を見る精悍な目つきにまた、気持ちを持っていかれてしまった。
一目惚れ、なのかな、ううん、はじめて会った時のもカウントして、たぶん二度目惚れ。
「訛りとか気にする奴なんて、ほっときなよ。俺は……いいと思う」
前を向いたまま、ベンが呟くように言った。
はじめて会ったあの日はまだ、かっこいいな、くらいだった。
だけど確実に、私はこの日、
ベンに、恋をした。