溶けろよ、心
脱衣所に入り、ドアをバタン!と強く閉めた。

その瞬間、崩れ落ちた。


「……うぅ……ひぐっ…ひぐっ……」


声を押し殺して、泣いた。




そこに、お母さんが帰ってきた音が聞こえて、急いでお風呂に入る。


シャワーで流しても流しても、涙は止まらなかった。





相手の子、かわいかった。

私だって、晴斗と一緒にいたい!



汚い感情が、自分の中で渦巻く。

そんな自分に嫌気がさした。


私は最低だ。
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