溶けろよ、心
*
体育祭は無事終わり、各々のクラスでホームルームが行われた。
帰り支度をし、教室から出ると
「よっ」
先にホームルームが終わったのであろう町田くんが、気まずそうに立っていた。
私も町田くんにつられて手を軽く上げ、「よっ」と呟いた。
2人で廊下を歩いていると、周りの視線が気になった。
顔が赤くなっているのがわかって俯く。
だけど、町田くんも緊張しているのに気がついて少し安心した。
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