誰からも愛されない

二人は、勤務も時間もすれ違うが
お互いを大切にしていた。

彩心は、時間のある限り
新にあわせて生活をしていた。

そんな生活も二年過ぎ
彩心も銀行の仕事にもなれて
楽しみながらやれるようになっていた。

新も手術を任せられる用になり
張り切っていた。

新は、身長178センチ
綺麗な顔をしているイケメンだ。

病院の看護師さんや病院関係者
同僚からもモテていると聞いた。

初めは、
「俺は、彩心以外興味ないし、
ずっと彩心がいたらよい。」
と、言っていた・・・・が・・・

宿直が入った。
休出だ。
学会に出張だ。と·····
家を開けるようになった。

最初は、まったく疑っていなかった。
「大変だね、無理しないでね。」と。

だが、家にいても
携帯が常になる。

「患者さんについてだ。」
と、言うが。
甘えた女性の声が漏れていた。
「病院に行くから
彩心は、寝ていて良いよ。」
と、言う新に
「わかった。」
と、返事をするしかなかった。
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