あなたに、依存症。
わたしは声が出なかった


それでも嬉しかったし、野宮くんのぬくもりに安心した


しばらくして野宮くんにキスされそうになって、わたしはあわてて、ごめん、と言った

「俺、これ、一時的な感情じゃないから
初めてりりかちゃんに会ったときから、ずっと好きだよ」

海がキラキラしていた


わたしは「ほんまに?」と聞いて、後悔した

実はわたしも野宮くんには少しだけ惹かれたていたから


でもかずやに悪いし、とか考えてたら、キスはできなかった


「ごめんね」

野宮くんはきつくわたしを抱きしめた
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