****秘密のお姫様****

**妹に、触れるのは罪ですか?**

皆がいる場所に戻った俺らは、合コン並みのノリの奴に目を向けた。


「咲さん、爽さんっもっと飲んでくださいよ~」


「私、お酒は~っ」


「いやいや、甘いジュースだから大丈夫ですよ?」
ジュース?

グラスが普通だけに、確かにジュースに見えるけど。


なんだ、奴等のあのにやついた笑顔。


本気で怪しすぎる。


「じゃあ、いただきます」


「大丈夫?」


爽が、心配してる。

だけど咲は、グラスに口を付け一口飲んだ。



「甘いジュースだぁ、これなら飲める‼」


そう言い咲は、ジュースを飲み干した。


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