長編執筆に取り掛かる。
作家「本物じゃねぇか。」

店員が、血相を変えて、二階に上がってきた。

店員「お客様の中で、作家様はいらっしゃいますでしょうか。お客様の中で…はっ!」

見ると、二階のフロアには、客は作家と子分しか居なかった。

店員「お客様…もしかして、作家様でいらっしゃいますでしょうか。」

作家「いや違う。」

子分「どうして否定するんですかっ」

作家「だって俺はほら、一行も書いてやいないだろう?」
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