**零れる涙**
「なにを、言ってるんですか?


目覚めないかも知れない?そんなわけない‼」


ずっと私の左側にいる君が
居なくなるーー?


あるわけない。

優しく笑う君が好きでした。


優しく、強く、私を守るあなたが好き。


泣いてる私の左目の涙を、拭ってくれた君が目覚めないかも知れないなんて、嘘。


「先生ーーお願いします‼進くんをたすけてっ」


私は、たすけてと、先生に祈願した。

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