君のために、死んであげる
声の方へ走っていくと、赤いフードを被った男が鉄格子の車に乗せられようとしていた

「こいつぁいい顔だ、高くつくぜ」

「ちょい!!」

「…あ?」

「その人、売るんですか!?」

「……そうだ、嬢ちゃんよ」
「お前も来るか?」

ジジィ共は、ケラケラ笑った

「誰が行くかぁ!!」

私は、得意の空手で相手をぶっ倒した
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