君のために、死んであげる
はーぁ……

「笑いすぎて疲れた」
「…笑いすぎだ」

そう言ってシューは布団を持ってきてくれる

ほんと、気が利くなぁ

「いいよ、ほら、一緒に寝よう?」

まぁ、私がベッドに寝て、シューは床に敷いた布団なんだけど

「今日は、俺寝ないから」

先寝てていい、と

「えー、なんでよ?」
「仕事、残ってんだよ」

「私、手伝う」
「いい」
「手〜つ〜だ〜う~の〜っ」
「……ガキかよ」

「うっせ」

その時、シューは、クスッと笑う

「お前、案外口悪いのな」
「そう?」

自覚ないけど

「うっさいから、手伝ってもらうか」
「よっしゃ!」

その日、私はシューの仕事の山を引き受け、少し後悔したのだった
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