君のために、死んであげる
ようやく長いキスから解放された私は、シューの後ろの人達を見た


ありゃ?



「あなたって……」

この、ほんっとうに美人な女の人って………



「あ、アヤサ・キヨハキ・ルルーナ、と申します」

「アヤサ…………さん?…シューのお嫁さんの………?」


「あ…まぁ………」

あー



やってしまった



今のは失礼だったな
しかし、アヤサのにこやかな表情が変わらないのを見て、内心ホッとした

とりあえず謝る

「その…スミマセン………」

「いえいえ、いいんです。私、あの方に一目惚れしてしまったの」

「うん……?」



あ、あの方って……?

脳裏に1人のバカがよみがえる


「デーガ様です♡」

「う……わ……………」




まあ、顔もいいし、性格もいいだろうけど…

「シューじゃなくて、いいんですか?」

ちょっとドキドキしながら、私は尋ねる

「まあわたくしの目の前でキスされたのは腹立ちましたけど………」

「あぁ…………」

「頭の中で結構刺しましたけど………」

「え?」


…今のは、聞かなかったことにしておこう

「シュー様がそうしたいのなら、そうすべきですわ」


「………………ありがとうございます」

「いーえっ♡」


このキャラは正直……
やめて下さい


「シュー」

「何」


私を抱きしめたまま、シューは答える

「これから…どうするの?」

「……………」


シューは私から離れ、向き合った

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