恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~
「…俺は、諦めない。
蓮に負けたりしないから」
それだけ言うと雅先輩は、行ってしまった。
雅…先輩?
雅先輩よね……?
一瞬……蓮先輩かと思った。
私は、唇を触りながら
ボー然としていた。
そうしたら
草むらの向こうで、じっと見ている人影が
居ることに気づかなかった。
その人物の手には、カメラが……。
そして
次の日には、そのことが騒ぎになっていた。
翌朝。学園内では……。
「何よーこれ!?
あの女って二股かけてんの!!?」