恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

そして尾行をし続けると

蓮先輩と花菜ちゃんは、
仲良さそうにショッピングをしていた。

「蓮先輩。
これなんて、どうですか?」

「まぁまぁだな」

そう言いながら
服を選んだり靴を選んだりしていた。

どう見ても仲のいいカップルみたいな感じだった。

他のお客もチラチラと2人を見ていた。

きっとお似合いだと思っているのだろう。

それを見て悲しくなってくる。

私から見てもとてもお似合いで
私の入る隙も無い感じだった。

「あ、移動するわよ!?
私達も跡を追うわよ!」

そう言いタクシーに乗り込む美久先輩。

「美、美久先輩そんなに
タクシーを乗り回してお金大丈夫なんですか?」

「えっ?あぁ大丈夫。
このタクシー私の家が経営している所だし」

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