恋する乙女~パーフェクト王子VSヤンキー王子~

「元気だして。七海ちゃん」

美久先輩は、必死に励まそうとしてくれた。

もう仕方がないわよね。
蓮先輩は、花菜ちゃんを選んだのだから

「付き合ってくれてありがとうございます。
もうふっ切れましたから大丈夫です!」

そう言うが…本音は、

ぽっかりと心に大きな穴が空いたように感じた。

悲しい……。

そして
帰ろうとしたら
ヤクザみたいな人達に囲まれた。

えっ……?

「な、何ですか!?」

「お嬢ちゃん達。悪いんだけど
おじさん達にちょっと付き合ってくれないかな?」

「大丈夫。ちょっとだけ
付き合ってくれるだけでいいからさ」

そう言いながら

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