憧れのアナタと大嫌いなアイツ

壊れた壁

・・・・・・
・・・
・・




ーー頭、痛いーー

ボンヤリした頭
恐ろしく重い瞼

盛大なる二日酔いの朝

半分も開かない瞼で見えた景色に二日酔いが一瞬で消えた

「・・・へっ?」

フカフカの布団は私のピンク色のカバーと似つかないアイスブルー

可愛い物沢山の部屋じゃなく
シンプルで・・・いや
ベッド以外何もない部屋

慌てて身体を見ると昨日のスーツがシワになっている

「・・・うそ」

乱れた髪と顔とスーツ

ココハドコ?

左前方に見える扉を開けば、きっとこの謎解きが叶うのに・・・

全くもって1ミリの勇気もなくて

魂を抜かれたように呆然とする私に

コンコンと2回聞こえたノック
そして・・・

「起きてたか」

「・・・っ」

何ということでしょう

「あ、あ、あのっ」

「朝ごはん出来てるから、おいで」

ベッドの脇に立って朝からキラースマイルを見せたのは

藤堂室長ーーーーっ

いつもと違ってスウェット姿で髪もラフに下ろし・・・更に萌えメガネ

もう死んでも良いと思える程の状況に

もちろん・・・固まる私

< 28 / 111 >

この作品をシェア

pagetop