最後の告白
「...余裕なんかあるわけないでしょ」



「...なんで...?」



あっくんは私より大人だ。
しかもモテる要素いっぱいなんだからそれなりの経験をしてきているのだろう。
悲しいけれど。



「んー、莉緒とだから、かな」



「私と、だから?」



額をコツンと合わせてあっくんは続ける。



「そう、ずっと好きだった莉緒とキスしてる。それだけでドキドキが止まんない。余裕なんか全然ないよ」


「ずっと好きだった?」



「うん、ずっとと言っても、莉緒の3回目の告白の頃からかな。...だから、オレも、キスするの、5年以上ぶり」



「えっ、嘘...?」


赤くなった顔を誤魔化すかのように何度もキスしてくるあっくん。



「...オレだって、好きな人以外となんかできない。...だから、たくさんキスさせて?今までの分、たくさん」



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