最後の告白
「どこまでオメデタイんだ、私って」



笑いながら涙がでてきた。



告白して断られるとき、決して彼女がいるとかは言わなかった。
みっちゃんおばさんからも、女っ気がない、と聞いていたからすっかり信じていた。


そうか、あっくんには大事な女性がいたんだ。
結婚したいほど、大事な女性が、いたんだ。
私じゃない、女性と、結婚しちゃうん、だ。



10年分の想いが止まらなく溢れてくる。


勉強教えてもらい問題が解けた時の笑顔。


くしゃくしゃと頭を撫でてくれる優しい顔。


弟と一緒に私をからかう子どものような顔。


私が告白したときの苦笑いの顔。


どんな時も優しくて温かくて、



本当に本当に好きだった。



...だけど、本当に、終わりにしなきゃいけないときが来てしまった。



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