禁断の恋、する?








真っ白で大きい、お城みたいな家。その玄関の前に立って、そっとインターホンを押す。



姫花の家に来るの、慣れててもやっぱり緊張するなぁ……。



『はーい♪ 待っててね!』



インターホン越しに姫花の声が聞こえてきて、しばらく待っていると中から姫花が出てきた。



「来てくれてありがとね! 入って入ってー」



「うん」



エントランスに入って、左右に分かれた巨大な階段を右に上る。



廊下の奥の奥、日当たりの一番いい場所に姫花の部屋はある。



「……お邪魔します」



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