◇虹色◇
保健室で休んだら
よくなったので体育館に戻った。
私は、
もちろん流羽が不機嫌なことを知りません。
それなのに、
流羽の前に座ることになった。
立ちくらみがして、
流羽に体が触れたときに、
あまりにも不自然な
避けるような態度をとったので、
なんでかなぁ?
と思った私は、
後ろを振り向いて流羽に
「ねぇ、どうしたの?
…流羽 くん?」
と言ったら、
騒いでいた回りの人が静まりかえりました。