聞きたかったコトバ

明るい少女



あー、やっと終わったぁ




「ヒロヤ!おつかれー。
私さぁ、今日昼までって知らなかったからお弁当持ってきちゃったんだよね。
ヒマなら残ってよ。」



おいおい、俺の昼飯はどうなる…



こっちはしっかり前日に把握済みだっつうの。




そんな心の叫びを知ってか知らずか


「ヒロヤ、弁当持ってきてないんだよね?
そこの売店でパンとか買ってきなよー。
それか私のわけたげる。」

笑顔で話すサチ。




俺に、すぐ帰ると選択肢はないのね。




「わかったよ。しかたないな。
じゃあ売店で買ってくるよ。」



「よし!いってらー。」




こら。


まだ会って30分もたってないのに

この図々しさは逆におどろきだよ…





観念して、売店にむかう。


まあ俺んちで唯一いいのはお小遣いの高さだな。


1ヶ月2万はもらいすぎだろうと自分でも思う。


そのかわりほっとかれてるわけだけど…



だから、一回のランチでパンを2、3こ買うぐらいは余裕なわけだ。




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