剱聖伝
《その可能性も考慮して


対応策はとっております》

《うむ》


ソリオン…この男は全てを

見通すかのような千里眼…

そして的確な判断力。


オルゲアスはこの男に


絶大なる信頼をよせていた

。


《しかし…天剱聖までも


かりだして…まさに背水の

陣だな》そう言ったかと思

うとオルゲアスの表情が曇

った。


しばらく黙って、一点を見

ていたかと思うと深いため

息をついたのだった。


《クローディス様の事です

か!?》察したソリオンが

問い掛ける。



《…まったく世話のやける


奴だ。天剱聖の居ないトラ

バキアは敵にとって、もっ

とも突破しやすい国になる

だろうな》



《敵もそう思っているでし

ょう。故に付け入る隙があ

るのです》



《期待しておるぞソリオン

》オルゲアスの真っすぐな

眼差しを受け止めたソリオ

ンは深々と頭を垂れるので

あった。
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