強引な彼の甘い溺愛に囚われて!
「そうだね、マキちゃんと逢わせるのは初めてになるか。私の息子。東郷 准一(ジュンイチ)」
この人が…修哉さんの息子さん?!!
でも待って、修哉さんの苗字…
「そういえばマキには修哉って名前しか教えてなかったかもしれないわ。修哉さんの苗字、東郷言うのよ?」
「ぇえええ?!」
とっ!東郷……って。
呆気に取られて口をパクパクしているところでずっと黙ったまま静かだった理事長が口を開いた。
「へぇ…まさかうちの学園受けてたなんて俺も驚いた。王冠学園理事長、東郷 准一よろしく、涼子さんのマキちゃん?」
差し出された右手にビックリと固まってしまった。
私もゆっくりと右手を出して軽く握手をする。
「今はオフだから理事長と呼ぶのはやめてくれないか?」
「あ…すみません」
「良かったわー!マキちゃん、ちょっと男の子が苦手なところあったから。でも大人の准一君なら大丈夫ね」
「何がですか…?」
「ううん、こっちの話」
何処か楽しそうなお母さんに私はヒヤヒヤ。