はつ恋【教師←生徒の恋バナ】
ドライブどころじゃなくなった私が連れてこられた先は、坂下の家。



リビングのソファーで、しばらく横になる。



目が覚めたら、既に3時回ってた。



ランチ、食べ損ねたなぁ…。



すっかり具合が良くなった私は、そんなことを考えてた。



目覚めたことに気づいた坂下が、声をかけた。



「食べられそうでしたら、ホットケーキを焼きましょうか?」



私が頷くと、坂下は早速私の手をひいてキッチンへ向かった。



まさか、私が作るの!?



ウチじゃお手伝いさん任せで、キッチンに立ったこともない私は慌てて言った。



「私、料理全然できないんだけど!」



言ってしまってから、スゴく恥ずかしくなった。



女のくせにホットケーキ1つ焼いたことないのか?って、呆れたに違いない。



だけど坂下は、そんな表情を一切見せなかった。



「では、一緒に作りましょうか。」



なんて、言ってくれた。



2人で焼いたホットケーキは、少し焦げたのもあった(もちろん私が焼いたものだ)けど美味しかった。



「今度は、ご飯を一緒に作りましょう。」



「それって、また遊びに来ても良いってこと?」



坂下は、微笑みながら頷いた。






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