オオカミ回路 ♥️ うさぎスイッチ(処体験ガール再編集)

――オイ…、好きとか言ってるオンナに向ける顔じゃねぇだろ…


深く眉間にしわを刻み込み、どす黒い感情を押し込み切れないまま、優華を睨んでる。

コツ…

足音に視線を戻すと、優華がまるで気に留める様子もなく、真っ直ぐ歩いてくる。


「花美は、返してもらう」

「……」

「でも…、今じゃなくていいわ」


ダンッ…!!


叩きつける音と共に、目の前のテーブルに優華の足が乗った。

片腕を膝に掛け、ズイッ!優香が身を乗り出すと、オレの顔まで数センチだ。


「私が花美を迎えに来るまで、しっかり守ってなさい。それくらいなら、できるでしょ?」


――このっ、オンナ…!!


「ふざけんな!!」


ガタンっ!!


立ち上がった瞬間、オレと優華の間に成久が割って入り込んだ。


「どけっ!成久!!」

「4年前の事は、私の口からは言えない」


優華は平然と言うと、成久に向かってスマホを見せる。


――ごめんね…


そう、口元が声にならない言葉をつぶやいたのが、成久の背中越しに見えた。


「有意義な場でした。じゃあ、さようなら」


その微笑に、

このオンナでも、こんな顔できるんだと、その艶やかさに一瞬目を奪われた。

不覚にも、キレイだと思った。

優華が階段を下りていく。
< 229 / 229 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

表紙を見る 表紙を閉じる
17歳の夏 私は夢の中で 私の知らない恋をする **…☆…** 「今、会いに行かなきゃ この心臓は 止まっちゃうの!」 結城梨佳(ユウキリカ) × 「絶対に行かせない」 楠原大河(クスハラタイガ) **…☆…** 生きることも 死ぬことも 諦めていた私に この『記憶』は いったい何を させたいんだろう **…☆…** 出会うはずのなかった 2組の 4人の恋人たちのオハナシ <since 2018.6.2~> byあまのiん (☆amanoain☆) *~☆information☆~* 3章 4章  文章整理します。 ストーリー進行上げます H30/8/お盆明け更新予定 amanoain
つなげば星座になるように

総文字数/9,908

恋愛(学園)18ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
*★*―――――*★* 金髪で碧眼で長身の それこそ、 おとぎ話に出てくるような王子様 ☆アーサー様☆ に 「キミは日本人のクセして、 日本語が一番不自由と言うわけだ。 お気の毒に」 なんで、私はこんなイヤミを言われてるの? ☆野上 結衣☆ (のがみ ゆい) *★*―――――*★* 歌葉部(うたはぶ) 主催の ミニコンサート 開幕です *★*―――――*★* ドキドキ? キラキラ? ハラハラ? 夢の 神田外語大学 キャンパスライフ *★*―――――*★* スミマセン! KUIS8 の The Stage に 勝手にピアノ 置いちゃいました! <タイトル変更失礼します> 言葉→星座 (文中ほぼ同義なのと 視覚的にキレイなので) 2018.8.15 ~amanoain~
処体験ガール(shotaiken girl)vol.3

総文字数/54,019

コメディ138ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
見た目派手目のカクレ処女 超純情っ子 花美(はなび)ちゃん と 見た目まんまの、軽薄オトコ 佐々(ささ)クン の ラブコメディー *part3* ☆ ★ ☆ ★ ☆ 「花美からキスして」 って いきなりハードル上げすぎ!! しかも、私がしないと 「オレからはしない」宣言!? でもさ、Hしてくれないんだったら 佐々くんと一緒にいる意味 ないんだケドなぁ… ケド… どおして? 一緒にいるの? “友達”? 違うし “恋人”? まさか!! “セフレ”? いや… やってないし 「オレん家くる?」 えええ~~~!? 私 Hしてくれるだけで いいんだけどなぁ そおいうのは イラナイ 触れるのは カラダだけいい お願い 「ココロ」 には 入ってこないで ☆ ★ ☆  2018・7.1より 再編集により ファン設定になります 申し訳ありません よろしくお願いします。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop