年上彼氏の甘い罠

バタバタ準備をして会議に臨む

「じゃあ会議始めるけど、初めましても多いと思うから自己紹介からいこうか。」

確かに名前は知りたい
わからない人も沢山いるしな

「名前だけじゃつまんないから所属と趣味とか自己PRとかも一緒にねー」

五十嵐さん、それ必要ですか?
こういうの苦手なんですけど

「まずは俺から。リーダーさせてもらう五十嵐 悠斗です。所属は第1企画課。栞ちゃんを彼女にしたくて口説き中。まーよろしく」

は?
私を口説き中って自己PRあり?
意味わからん

「次ー、この企画の発案者である栞ちゃんどうぞ!」

え?
先輩差し置いて私ですか

「上原 栞です。第5企画課に所属してます。管理栄養士持ってるけれどチョコレートとか甘いものが大好きです。自分の企画を形にしていくのに力を貸してください。よろしくお願いします。」

うん私にしては上出来
五十嵐さんのことは無視で

「じゃあ次からは時計回りでどうぞ」

最初から時計回りでよかったんじゃ?

このプロジェクトに参加してるメンバーは五十嵐さん、わたし、加藤さん、真中君、千葉さん、水谷さん、真鍋さん、小野さん、田沢さん、中村さんの10名

他にも経理部とかたくさんの人の手で作られてく

「コンセプトとか、企画の内容は手元の資料の通り。これから仕事をしていく上でなにか質問はないかー」

んー
私はないかなー

「ないなら今日は解散。急に決まったから各自手持ちの仕事の処理とかが終わってないだろう。なので、明日から本格的に始動する。それまでは今まで抱えていた仕事を片付けるように!では解散!」

んー、会議おわり!
さっさと手持ちの入力系の仕事終わらせて明日からこのプロジェクトに集中しよう!

「上原、今日外勤ついてきてくれないか?」

「真中君、外勤あったの?午前いっぱいは入力の仕事かかりそうだから午後でよければ」

今から出て、夕方入力でもいいんだけど集中力のぐあいがね

「おう!俺もそれまでは準備したりしとくわ。昼休み後出発な」

「りょーかい!そうと決まれば早く入力終わらせないと」

早くしないと残業になっちゃう
んー
頑張ろ!



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