異世界で学校の王子様が奴隷になっていました



ククッ


あぁ、面白すぎる。



何故私がクラスや出席番号まで知っているかって?
当たり前でしょう。こう見えても前世では好きな人のことはとことん調べていたの。


最後の方はほうけて言葉も出ないようだ。



「なんでだと思う?」



「知って、、いるのですか?、、お、俺のことを」



彼の敬語は違和感があるな。だけどどこか優越感を感じる。

なんてひねくれたことを考えているあいだに優斗もいくらか落ち着いたようだ。



ケホッ


咳払いをひとつする





「優斗先輩!お疲れ様です〜」








さすがにこれでわかるとは思ってない。


けど前世で私が優斗に会う度に言っていた言葉を言ってみた。

あぁ、こんなの私のキャラじゃない。






それを聞くと優斗はまた目を見開き固まってしまった。


ん?どうしたんだ。

顔を覗き込むと優斗が口を開いた









「み、やの? 宮野か?」




ドクンッ






―――――― 一瞬涙が出るかと思った。あぁ、そんな名前の時があったな。



なんと、当たってしまったのだ。

宮野とは前世での私の名前。宮野明美という名前だった。


今思うと私には可愛すぎる名前だった気がする。


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