輝きに満ちた世界で
「小町ちゃんの本名聞いていい?」
「は「英小夜。」
私が言おうとすると結城が遮る。
「また!結城はなんでいつもいつもそうやって私を遮るの!?」
私がそう言うとみんなが笑う。
1人だけ不貞腐れているのもいやで、私はこのことを忘れようとした。
「聞いたよ、あの読モの奏ちゃんたちにいじめられてたんだってね。
気付いてあげられなくてゴメンね。」
祐子さんはそう言って謝る。
「いいえ、言わなかったのは私ですし。
それに...信じた私がバカだった。」
私はその謝罪を拒否した。
「まあ、関わった人は私が締めといたし。
これからはないと思うから安心して仕事してね?」
そう言って笑うのは星羅さんだった。
案外、星羅さんは怖いみたい。
敵には回しちゃいけない。