秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
「ポイントって貯める?」


3人で学校を出て歩いている時、不意に直美がそう聞いて来た。


今までおいしいパンケーキ屋さんの話をしていたのに、その空気が一気に変化する。


あたしはあからさまに顔をしかめてしまった。


「貯めるワケなじゃん」


少し強い語気でそう答えた。


弘江も何度も頷いている。


「そうだよね、欲しい商品も特にないしさ」


あたしたちの言葉に直美は安心したようにほほ笑んだ。


「よかった。もし2人がポイントに興味があったらどうしようかと思って」


そう言う直美の気持ちもよく理解できた。
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