ずっと貴方を想っています。


学校を出ると、お母さんが車を停めて待っていた。





「お母さん、愛翔も」





「そんなことだろうと思った。愛翔くんのところは、なんて言う名前?」





「お願いします。えっと俺のところは、ルーク・ハーパーっていうんだ」





スーツケースを車に乗せつつ、そんな会話をする。





『私のお母さんだよ』





「「よろしくおねがいします」」





「ナイストゥーミートゥー」





お母さんの英語ってカタカナ英語...。





まぁ、突っ込まないでおこう...。






そのまま家に帰って、部屋へ案内する。





私が気にしないとはいえ、さすがに同じ部屋...はダメだと思うし、弟と同じ部屋なのも可哀想だ。





初めて日本に来てくれたんだもん、楽しんでほしい。





それをサポートするのが私たちホスト生の役割だと思ってるから。





ちょうど大学へ進学した姉の部屋が余っていたから、姉の部屋を片付けてアランの部屋にした。





『ここがAlanの部屋。隣が私の部屋だから、準備が終わったら教えて?愛翔の家に行くから』





「OK」

< 4 / 51 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop