運命なら、きっとまた。



神様からの答えは予想外にすぐに来た


お参りをすませた後、2人でおみくじを引くことに。
お互い、巫女さんにおみくじをもらい、人が少ない場所へ移動して中を見る



「大吉だ…」



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真っ先に目に入って来たのはその言葉だった
きっと、この事は今の彼氏のことじゃない
博紀とのことなんだと思う


神のお告げ
なんだ、もう答えくれたんじゃん…


小さく笑うと博紀も自分のおみくじを開いていた



「お、俺も大吉!しかも、これ!」



あたしに向けておみくじを開いてみせた



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「神様にも俺の運命は結奈だって言われちゃった」
「はは、本当にポジティブだよね、博紀って」



2人の間に穏やかな時間が流れる


博紀には気を使わなくていい
ありのままのあたしを見せれる
全てを受け止めてくれる


こういう人はなかなかいない



「ねえ、本当に俺と付き合わない?」



博紀の顔はさっきまでの笑顔とは違って真剣な表情でまっすぐにあたしを見ている


あたしはどうしていいのか、目線を逸らして俯いてしまう



「何言って…あたし、彼氏いるんだよ?」
「うん、知ってる。でもさ、幸せそうじゃないんだもん。見てられない」



そんなの、あたしがよく分かってる
彼と付き合ってから、メンヘラみたいに心が荒
んで…自分に自信なくして。


何回、自分の部屋で泣いたことか。
仕事中もLINEが鳴ってないか、何回も確認して落ち込んで。仕事の疲れよりも精神的な疲れで滅入って。



「ごめんね、あたし…博紀の優しさに甘えてるだけで…」
「甘えていいよ!」



あたしは彼を突き放すつもりでごめんと言ったのに、彼は離れてくれない


どうして…こんな冷たい女にここまでするの?


そして彼が再び口を開いたときには衝撃的な発言が飛び出した



「じゃあさ。二股、してみれば?俺、本命になる自信、あるから」



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