美男子ガイド。


結局、あたしはなんにも買わずに店を出た。



「はあー。なんか疲れた…」

あたしはため息をつく。もう空が少し暗くなってる。


「俺5000円も買ったんだけど。馬鹿だー金もうねえよー」

サイフは空っぽ。レシートしかない。


「まじ馬鹿だね(笑)」


「お前が言うな」


「あー怖」




………。もう帰らないとなー。明日早いし。

あたしは時計を見る。

「このままだったら6時十何分かの電車だ」



「愛川ってどっち方向なんだったっけ」

すると奈知が言う。



「えーと…小園南ら辺」


「そっか。じゃあここで」


「え?」


「駅着いた」


あ、そっか。
早いな着くの。


「じゃあ明日」

あたしは歩き出した。
なんか気分すっきりしたかも。



「あ。待て愛川」

奈知があたしを呼んだ。


なんだろう…




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