美男子ガイド。
ケータイケータイっと……
あたしはあまり動けない体制ながらも、どうにかジャージのポケットからケータイを出そうとしていた。
「やった」
そう思い、ケータイをつかんだとき。
「お前……何やってんだ?」
気付かれた!!!!!
「えっ?何もしてませんけど」
そう言っても手にはあたしの白いケータイ。
「もういいよ。連絡しようとしたんだろ?」
高島君は優しく言った。
「そこに窓あるじゃん。皆あっちの方向にはいないから、そこから逃げろ」
「え…何言ってんの?!高島君はどうすんの!」
「んー……まあ何とかなる的な?いいじゃん、『逃げられた』とでも言うから」
「………。わかった。ごめん、ありがと」
そうあたしは言って、小さな窓から逃げ出した。