謎すぎる北田くんは幼馴染みを溺愛しています!

「眞子、あなた毎回数学だけはギリッギリじゃないの。この間は追試だったし」

ため息混じりの母親の言葉に、バツが悪そうな顔をする眞子。
うん、その顔も可愛いなぁ。
内心の感情は表情には全く出ないものの、そんな事を考えてる俺に眞子は言った。

「いつもギリギリなんだろう?俺が教えればギリギリ所か、かなり安定すると思うけど?」

事実そうなると思いつつ、俺が言えばとっても複雑そうな顔をする眞子だった。
そこにお母さんの一声が掛かった。

「とりあえず、次のテストまでお試しでお願いしてみたらいいわ」

こうして、眞子の家庭教師をする事は決定した。
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