君の隣でーーー
「俺、彼女作らないよ?
俺、好きな奴いるから。

そいつも俺の大学来たいらしいんだ。


そいつが来るまで待ってるんだ」


え、葵ちゃんに好きな人?


知らなかった。

葵ちゃん、好きな人いるんだ。

なんだか、、心が苦しい。


「そう……じゃあ、私、違う大学目指そうかな。
葵ちゃんには、好きな人いるんだもんね」


君に背中に向けた。
泣いてるの見られたくないから。

「卒業おめでとう、バイバイ」


顔を見ずに、走った私の腕はとらわれる。


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