complex road
「ちょっとトイレ行ってきまぁーす」

里香は緊張を和らげるために部屋を出た


「ふぅ〜。」

せっかく多田君と会えたのに、まともに喋ってないゃ。 積極的に行かないと!

鏡に映る自分に喝を入れる


部屋に戻って入ろうとすると正輝が出てきた
「ちょっと来い!」

里香の手を引っ張り廊下に連れていかれた


「おぃ里香、梅チャン彼氏いるやろ!指輪してるぞ!!」


「あっ…正輝ゴメン。実はそうなんだ…本当ゴメンね。今まわりに彼がいない子がいなくて…でも、どうしても今日はキャンセルにしたくなかったの。多田君に会えるのが次はないかもしれないと思って…」


「本間に!お前は!次は頼むぞ! 宏幸はどうゃ?格好いいやろ!」


「ほんと。格好良すぎるょ…彼女には黙って来てくれたのかな?大丈夫かな?」


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