complex road
「お風呂入ってたんだぁ。私は、全然起きてたから かけてきてくれたらよかったのにぃ〜」

残念がる里香
だけど今こうして多田君の携帯と里香の携帯が、つながり合ってる事に最高の幸せ感じる


「正輝から聞いたけど、俺は土曜やったら大丈夫やけど?」
正輝、私が会いたがってる事も伝えてくれたんだ。


バイトだろうと多田君に会いますよ〜っ
…あ…前の土曜休ませてもらったばかりだな…
続けてはマズいか…
「バイトが終わるのが晩の10時なんだ…多田君さえよければ…晩でも大丈夫かな??」
お願い。OKちょうだい!


「俺は里香ちゃんがバイト終わってからでも大丈夫やで。しんどくない?」


ずぇ〜んずぇん大丈夫!
「うん。まだ若いから(笑)」


《ジリジリジリー》
里香の目覚ましが10時ちょうどに鳴る


「目覚まし鳴ってるぞっ(笑)」
やばぃっ! 嘘バレバレ!?


「この時計調子悪いみたい〃」
もぅ お手あげ。


「(笑)じゃ〜土曜バイト終わったら連絡してきて。」


「うん!じゃ〜今日も暑いと思うけど多田君も仕事頑張ってね♪バイバぁ〜イ」
短い時間だったけど多田君と、いっぱい喋った。


「お前は空気を読め!」
目覚まし時計をたたく。

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